目指すは世界の頂点だ。16日に行われた陸上の全国大学対校男女混合駅伝(大阪・長居公園内特設コース)では、日体大が2年ぶり2度目の優勝を達成した。女子エース・山崎りさ(4年)は大学ラスト駅伝の4区(3キロ)で区間2位の好走を見せ、王座奪還に大きく貢献。「4年生が6人中5人が出走して、みんなが集大成だった。初めて駅伝で優勝できたので、楽しい駅伝になった」と声を弾ませた。

 今春からは積水化学で競技を続ける。2024年パリ五輪女子5000メートル代表の山本有真、女子マラソン日本歴代3位の記録を持つ新谷仁美など、多くの有力選手が在籍しており「世界で戦いたいので、積水さんを選んだ」と進路選択の経緯を説明。その上で「強い先輩方にもまれながら、自分もいつか世界の舞台に立ちたい。28年ロサンゼルス五輪、32年ブリスベン五輪で代表になりたい」と力を込めた。

男女混合駅伝で4区を快走した・山崎りさ
男女混合駅伝で4区を快走した・山崎りさ

 ロサンゼルス五輪では5000、1万メートルで大舞台を目指し、ブリスベン五輪はマラソンでのメダル獲得が目標だ。「トラックでもマラソンでも、スピードの部分でまだ日本は劣っている。マラソンも最近は高速化しているので、スピードに対応できるような力をつけたい。(00年シドニー五輪の)高橋尚子さんや(04年アテネ五輪の)野口みずきさんが金メダルを取った時代のように、マラソンが『日本のお家芸』と言ってもらえるような選手になりたい」と意気込んだ。

 女子マラソンの日本勢は04年アテネ五輪以降、真夏の祭典で表彰台に立てていない。世界の扉をこじ開けるべく、新たな挑戦をスタートさせる。