〝お騒がせ女子プロレスラー〟ことウナギ・サヤカ(38)が、全プロレス団体に宣戦布告だ。自主興行第3弾(16日、後楽園)では、4月に引退するセンダイガールズの里村明衣子(45)と時間無制限1本勝負のシングルマッチで激突。試合では惜敗を喫したが、会場には1603人超満員札止め(主催者発表)の観衆が押し寄せ、興行は大成功を収めた。聖地を沸かせたお騒がせ女子レスラーを直撃すると、強気な発言が飛び出した。

 猛攻撃を食らいながらも、この日のために磨いてきた関節技で締め上げて里村を追いつめる場面も見せた。だが横綱の牙城は崩せず、最後はスコーピオライジングで脳天にかかとを落とされて3カウントを献上。それでも、24分21秒の激闘を戦い抜いた。

 ウナギは2022年10月にスターダムを離れ、他団体を主戦場にする「ギャン期」に突入。2度の自主興行で成功を収めると、3度目で歴史を塗り替えるべく、後楽園ホールで史上初となる女子のワンマッチ興行の開催に挑戦した。

 初の試みに、さすがのウナギも大きなプレッシャーを感じていたという。「チケットが売れるまではお客さん来てくれるかなって不安があって、完売してからは『こんなにいっぱいのお客さんの前でやるのはどうしよう』って前日までゲロ吐きそうだった」と振り返る。そして「だからもうワンマッチはやらない! ダメよー、ダメダメ。ウナギ・サヤカはそんな1回やったことをこするようなことはしませんよ? まだまだおもしろいことやるから」と不敵な笑みを浮かべた。

 近年プロレス界は集客に苦しみ、後楽園ホールが超満員札止めになることは少ない。この日、たった1試合で1600人を超える観衆を集めたウナギは「集客という大きい壁と戦ってるのが、今のプロレスだと思っている」と業界の現状を分析。その上で「今回ワンマッチをやると決めて、業界の人たちから『私たちがやろうと思ってた』と言われたけど、『やらねえのがお前ら。やるのが私』。私はたとえ大赤字をこいたとしても、自分のやりたいこと全部やるって決めてるから。誰よりも犠牲を払ってでもプロレスで戦い続けたい」と強気に宣言した。

 ワンマッチ興行の大成功は、プロレス界に一石を投じる出来事になったことは間違いない。「もう、ウナギ・サヤカは全団体を脅かす存在になっているはず。里村明衣子の堅物ロードと私の〝かぶきロード〟で、プロレスをもっと盛り上げたいと思いますので、その他のプロレス団体の皆さんもどうか負けないように頑張ってくださいね」。

 お騒がせ女子プロレスラーが、今後もプロレス界をかき乱す。