巨人のブルペンを支える若き右腕がプロ4年目のシーズンに向け、順調に調整を進めている。宮崎春季キャンプで6日、風船を口に含み「ぷくっ」と膨らませながらキャッチボールを行っていたのは巨人・大勢投手(25)だ。何となくおちゃめな光景だが、この一風変わった練習には明確な意図がある。

 これは俗に言う「風船トレ」。ご覧の通り〝写真映え〟することからもキャンプ期間中、各スポーツ紙のカメラマンが好んで撮影する。ただし風船を膨らませるタイミングに狙いを定めなければならないこともあり、シャッターチャンスはなかなか難しい。ちなみに風船を使用するトレーニングは体幹を鍛えたり、姿勢や投球フォームを矯正したりすることに効果があるという。

 その後のブルペン練習でも大勢は意欲的だった。マウンドの傾斜を逆に使って上り坂になるような状態から、体重移動を意識してゆっくりと投球。投球フォームやインナーマッスルを使った動きを入念に確かめた。

 昨季29セーブでチームのリーグ優勝に貢献した背番号15は、新守護神候補のマルティネスにもライバル心をメラメラと燃やしている。〝内なる戦い〟も激しさを増しているようだ。

(ペン&カメラ=大須賀一正)