巨人の原辰徳前監督(65)が「王貞治デー」と冠された28日のソフトバンク戦(東京ドーム)でファーストピッチセレモニーを務めた。

 G党からの大声援を受けてマウンドに上がった原氏は腕を大きく回して体をほぐすと、捕手役の岸田目がけて全力投球。白球は力強く伸びてミットへ真っすぐと収まり、スタンドからは両チームのファンから大きな拍手が沸き起こった。大役を終え「何か、18・44メートルが遠く感じましたね」と振り返った。

 投球後にはこんなハプニングも見られた。サービス精神旺盛な原氏はバックネット裏で見届けたファンに向けて記念球を投げ込もうとしたが、白球はネットにわずかに引っかかってグラウンドを転々…。サプライズプレゼントはかなわなかったが、満足そうな笑みを浮かべながらグラウンドを後にした。

おどけながらベンチに戻る原氏を笑顔で迎える阿部監督
おどけながらベンチに戻る原氏を笑顔で迎える阿部監督

 球団の大先輩・王氏を記念する日に全うした大役。「先ほど『王監督』にも会いましたけど、こういう日に私も参加でき、そしてファーストピッチという形で参加できたことは、大変ありがとうございます、と。そして、おめでとうございます、という感謝の意を王さんには言わせていただきました」と舞台裏を告白。

 さらには「やっぱり鉄人、でしょうね。野球に関してはもちろん、マネできなかったですけど、そういう精神というか、プロたるや、というところは非常に勉強させていただいた。強い影響を与えていただいたと思っています」と感謝した。