あと一歩だった。第96回選抜高校野球大会(甲子園球場)の決勝戦は31日に行われ、報徳学園(兵庫)が健大高崎(群馬)に2―3で敗れ、22年ぶりとなる優勝には届かなかった。同大会は2年連続の準優勝となり、昨年のリベンジは果たせなかった。センバツでの2年連続準優勝は戦前の1932年、33年に同じく兵庫代表の明石中以来、大会史上2校目となった。
今週ドラフトで上位候補と目されているエース右腕・今朝丸(3年)が最後のマウンドまで立ち続け、8回を投げ切って85球、6安打1四球3失点。打線が初回に安井(3年)の適時二塁打などで2点を先制したものの、その裏に同点に追いつかれ、3回に勝ち越された。
チームは2回以降、本塁を踏めずにそのままゲームセット。選手たちは歓喜に沸き返る健大高崎の面々を横目に悔しさの余り、号泣した。
大角健二監督(43)は試合後に「去年は準優勝をこれからの自信にしたいと思えたが、今年は悔しさしかない」と唇をかんだ。そして「野手の長打力と、選手層の厚さを底上げして、夏に戻ってきたい」と前向きに語って表情を引き締め、今夏に再び聖地のグラウンドで雪辱することを固く誓っていた。












