第96回選抜高校野球大会第5日の22日に第2試合で大阪桐蔭が北海(北海道)に7―1で圧勝。西谷監督は智弁和歌山などで指揮を執った名将・高嶋仁氏に並ぶ甲子園最多タイの68勝目を挙げた。
先発・平嶋(3年)が、105球を投げて7回4安打1失点(自責点0)、7奪三振の快投。打線も3回に6番・岡江(3年)が先制打を放つなど一挙4点を叩き出し、その後も得点を重ねて初戦を難なく突破。指揮官は「初戦は何回もやらせてもらっているが、なかなか難しい。その中で子どもたちがよくやってくれた」と目を細めた。
今大会でもV候補となる常勝軍団の原動力は意外にも「サッカー」だ。同校では週に1度、部活ごとに分かれて体育の授業中にプレーすることになっている。部員たちは休憩のタイミングでサッカー部のプレーを熟視するなど大いにハマる一方、異なるジャンルのスポーツに向上心を持って打ち込んでいるようだ。
部員の一人は「やるからにはうまくなりたいし、1年生の時に比べたらだいぶ上達しましたよ。パスの出し方だったり、本格的なプレーを見て学んでいます」とニヤリ。サッカーが部全体にもたらすプラス効果について「めっちゃ盛り上がる。いい息抜きになって野球も頑張ろうと思えるし、ますます団結できる」と目を輝かせた。
その一方、プロ注目のラマル・ギービン・ラタナヤケ内野手(3年)は予想外の〝苦戦〟を強いられているという。前出の選手は「ラマルは攻めっ気が強いんですが、あんまりうまくなくて…。みんなガチでやってるので、ゲキが飛んだりしてます」と苦笑い。どうやらサッカーで不完全燃焼となっている気持ちを野球にぶつけ、うまく機能しているようだ。
25日の2回戦は昨春4強の神村学園(鹿児島)と激突。サッカーをエネルギーに変える最強ナインが2年ぶりの春頂点に向け、駆け上がる。












