レッドソックスの吉田正尚外野手(30)は9~10日(日本時間10~11日)にドミニカ共和国で行われたレイズとのオープン戦2連戦でスタンドから特に大きな声援を送られた。
10日の試合前、ロッカールームに戻る前にレッドソックスのGM補佐を務めるエディ・ロメロ氏に呼び止められた。
「マサ、もし試合中、スタンドにボールを投げ入れる機会があったら、三塁側スタンドのあの辺に、赤いシャツを来た(レッドソックス)アカデミーのグループをめがけて投げてくれないか。マサのファンがいっぱいいるんだ」。通訳を通じて内容を理解した吉田は笑顔でうなずいた。
「5番・左翼」で先発した吉田は3回の守備で、犠飛となる飛球を処理したのがこの試合で唯一の守備機会だった。イニング間のキャッチボールはブルペン捕手が相手を務め、ボールをスタンドに投げ入れる機会は訪れなかった。
ロメロ氏は「我々のアカデミーから選手、スタッフ総勢150人がこの2試合をスタンドで観戦するという素晴らしい機会を得た。彼らの憧れは(同郷の)ディバースであり、ベロでもあるが、特に体の小さな選手でマサのファンが多いんだ」と説明すると、こう続けた。
「アカデミーにはまだ小さくて細い16歳、17歳の子が多い。サイズがなくてもトレーニングと基礎練習を続け、栄養学を学び、正しい食事を摂ることで大リーガーになるために必要なパワーやフィジカルを作ることができると教えている」
スタンドには、決して体が大きくはないアカデミーの選手たちがフィールドで繰り広げられている大リーグの試合に熱い視線を送っていた。身長173センチの吉田は昨年3月のWBCで大活躍した影響もあるだろう。ドミニカ共和国のアカデミーの選手たちも憧れ、目標とする選手の一人だ。












