阪神は20日のソフトバンク戦(ペイペイ)に0―4でシャットアウト負け。先発の伊藤将が8安打4四死球も6回3失点の粘投でゲームをつくったが、打線は最後まで沈黙。オープン戦3勝目を挙げることはできなかった。

 阪神のチーム防御率は12球団中11位の3・61。本番前の調整段階にすぎないとはいえ、守りの野球を標ぼうする岡田虎にとって強固な投手陣の維持は生命線だ。前夜のカード第1戦でも昨季のシーズンMVP右腕・村上が5回11安打8失点と大炎上。開幕まで10日を切った今、個々の投手たちがどこまで状態を上げられるかが焦点となる。

 今こそ、ファームでくすぶる若手投手たちの奮起にも期待したい。特に期待がかかるのが西純矢(22)、及川雅貴(22)、富田蓮(22)ら豊かな将来性を秘めた投手たちがそろう〝虎の2001年生まれ世代〟だ。

 前述の3投手は今春の実戦で思うような結果を残すことができず、それぞれがファームで再調整中。春のキャンプで自身の投球フォームを完全に見失っていた西純は、15日のウエスタン開幕戦・広島戦(鳴尾浜)で4回1失点と好投したばかり。富田もこの日の同中日戦(ナゴヤ)で6回2失点の力投を披露し、一軍返り咲きへのアピールに成功している。

 ちなみに今季のドラフト1位ルーキー・下村海翔投手(21=青学大)や同2位・椎葉剛投手(22=四国IL徳島)、同5位・石黒佑弥投手(22=JR西日本)、同6位・津田敦哉投手(22=大経大)も同世代。彼ら若い力が一軍戦力として台頭すれば球団史上初となる連覇も現実味を帯びてくるはずだ。