伝説のサイン復活なるか――。シーズン「初陣」に向け順調な調整を続ける阿部慎之助監督(44)率いる巨人。開幕戦まで残り2週間を切る中で投打ともに一軍メンバーも固まりはじめ、阿部新体制への注目も一段と増している。
そんな中で別の注目を集めているのが、ベンチ内から送られる阿部監督のサインだ。事の発端は10日の阪神戦(甲子園)。1点リードの9回一死一塁の場面で湯浅が打席を迎えた際に、指揮官は三塁ベンチからバットを両手で平行に持つジェスチャーをしながら「バント」と口に出して指令を送った。
あまりにも堂々とした犠打のサインに、SNS上では「今明らかに『バント』って言っていた」「申告バントだ(笑い)」などと話題沸騰。最終的に湯浅がきっちりと犠打を決めたことでさらに大きな話題となった。
過去には長嶋茂雄終身名誉監督(88)がバントのジェスチャーをしながら打者交代を告げた逸話もあるなど、今回の一連の〝丸わかりサイン〟は巨人の〝伝説〟が復活したともいえる形に…。ただ、チーム関係者は「長嶋さんは素でやってしまっていたことでしょうが、阿部さんは意図的にやっているはず」と両者の違いを指摘。阿部監督なりの狙いがあったようだ。
そうなると、やはり気になるのはシーズン中に行われるサインのやり方だ。今回はオープン戦だからこそできたものと推測することもできるが、当の阿部監督は「(シーズン中も)やるかもしれない。(打席が)投手の時とかね」とまさかの予告。相手ベンチからも丸見えのサインは、時には揺さぶり効果も生まれるはず。今季のベンチでは大胆かつ巧妙な心理戦が見られそうだ。












