いったいどこまでが〝ブラフ〟なのか――。巨人の快進撃にライバル球団から警戒する声が上がっている。
台湾遠征を終えたチームは5日にジャイアンツ球場で全体練習を行った。残留練習組だったオドーアと積極的に言葉を交わした阿部慎之助監督(44)は「ウィーラー(巡回打撃コーチ)がずっとついてくれてたから(状態を)聞いて。たわいもない話をしてました」と淡々。8日からのオリックスとのオープン戦(京セラ)に向け「丸とオドーアを(一軍に)戻す」と明かした。
戦力がそろった状態でオープン戦13試合を戦い、29日には阪神との開幕戦(東京ドーム)を迎える。その阿部巨人は調整段階とはいえ、対外試合で5勝1敗1分けと好調を維持。主に投手には「ストライクゾーン勝負」、野手には「機動力野球」「打席での粘り」「進塁打」といった〝阿部改革〟を徹底させ、早くも実を結んでいる形だ。
だが、そこは百戦錬磨の捕手出身監督。本番前から自ら手の内を明かしている現状に、ライバル球団の「007」は「信用はしていない。これだけ公言している作戦だけで、シーズンを戦うはずがない」とむしろ警戒を強めている。
中堅ナインの一人も「作戦を明かしてシーズンを勝てるほど甘くはない。投手が『ゾーン勝負』と分かっていれば相手は強振してくるし、『進塁打』を意識している右打者なら内角を厳しく突いてくる。相手に対策をされてからが本当の勝負」と「阿部野球」のさらなる進化を予告した。
もっとも、その「裏の裏」をかくのも捕手だった阿部監督には得意の一手。目指す野球について「相手に考えさせる野球」と話したこともあり、〝隠し球〟には事欠かなさそうだ。
考えれば考えるほど青年監督の術中にハマることになるのか…。変幻自在の指揮官のタクトから目が離せそうもない。












