〝原イズム継承〟の先にあるものは――。巨人の阿部慎之助監督(44)が16日に都内で行われたプロ野球12球団監督会議に出席した。
「ルーキーイヤー」となる阿部監督にとって初めての参加となった監督会議。主な議題は試合進行のスピードアップや時間短縮についてで、阿部監督は「まず僕らがしっかり選手に落とし込んでいければ」と賛同し「少しでも僕らも協力して、投手交代の際は全力でマウンドに行こうかなと思います。肉離れしないように」と冗談交じりに語った。
投手交代の際に監督自らマウンドに出向くのは、昨季から採用した原前監督から踏襲するもの。阿部監督は時短に関する「僕の持論」として「子供たちも最後まで見ていける利点が多いのかなというのもある。スピーディーになって面白くないという人は多分いないと思う」と説明。老若男女を問わず、より多くのファンが試合を楽しめる「ファンファースト」の必要性を説いた。
だが、恩師から継承するのはそれだけではないという。原前監督は感動や賛否を呼びながらも「魅せる野球」を何度も演出してきた。例えば2012年のリーグ最終戦・DeNA戦(東京ドーム)。坂本が3安打の固め打ちで173安打とし、トップを走っていた長野に並ぶと背番号7を交代させて最多安打のタイトルをダブル受賞させたのは語り草だ。また、大敗ムードの中でも野手の増田大や北村(現ヤクルト)を登板させるなど、劇的な采配で大きな話題を呼んできた。
常勝を義務づけられた球団でありながらもファンを沸かせ、記憶に残る野球を展開してきた原前監督。阿部監督はどんなタクトを振るのか。












