第96回選抜高校野球大会の第1日第3試合は、初出場の熊本国府が近江(滋賀)との監督〝年の差対決〟を2―1で制した。
再三のピンチをしのぎ、1―1でこの日2試合目のタイブレークに突入。迎えた延長10回、犠打と四球で一死満塁とし、14奪三振を喫していた相手投手、西山(3年)の暴投を誘って劇的サヨナラ勝ちを呼び込んだ。
31歳の山田監督は「校歌が流れてよかった。甲子園の初めての試合。なかなか全国で勝てないということを教えてもらった。練習したことがこんなところで出せたのがうれしいし、選手も自信になる。プレッシャーが常にかかっていたが、選手たちがしのいで勝利につながった」とさわやかな笑顔を見せた。
敵将は甲子園準V経験もある64歳の多賀監督。百戦錬磨の33歳差の名将の胸を借り、ぶつかっていった。「守るのが我々の持ち味だ」と選手に言い聞かせたが、大ブレーク突入前には感極まって目が潤んだ。
青年監督は「甲子園で20勝以上され、私が生まれる前から近江で監督をされている方。監督としての経験値は素晴らしいし、今まで試合を何度も見てきました。ベテラン監督と試合ができて、本当にうれしいと思う」とリスペクトの思いを込めた。












