18日に阪神甲子園球場で開かれた第96回選抜高校野球大会の開会式で、盛山正仁文科相が祝辞を述べた。

 盛山氏は大会の開催と出場チームを祝い、能登半島地震に関連して「特に石川県から出場する日本航空高校石川と星稜高校をはじめとする被災地の高校球児の皆さんは夢の実現に向けて逆境に負けない強い精神力で今日まで頑張り続けてこられたことと思います」と話し、敬意を表した。

 ドジャースの大谷翔平投手が全国の小学校にグローブ計6万個を配ったことにも触れ、それと同じように今大会出場選手の全力プレーが「被災地を含む全国の方々に夢と希望を届けてくれるものと信じております」とエールを送った。

 さらには、「私はここ甲子園球場の北側に位置する甲子園口で育ち、毎年春・夏は甲子園球場に来て、高校野球の熱戦を子供のころから見て参りましたが、この甲子園のグラウンドに立つことができて感無量に感じています」と自分語りも。

 この日は国会で閣僚が出席する参院予算委員会が開かれた。旧統一教会との関係を巡り衆院で野党から不信任決議案(否決)が出されるなど〝逆境〟に立たされてきた盛山氏。辞任していればこの日の晴れ舞台はなかった。始球式に登場したことも含めて、X(旧ツイッター)では「興覚めです」「球児に失礼」「マウンドを汚した」など、国会でのあいまいな答弁を念頭にしたとみられる投稿も。「私が始球式のボールを投げたように見えます」との皮肉もあった。