阪神は16日の中日戦(バンテリン)に3―4で敗北。先発・大竹は5回5安打2失点とゲームをつくったが、打線が3度の満塁機を得点に結びつけることができず、接戦を落とした。阪神の残塁数は10。虎党が詰めかけた左翼席には、フラストレーションばかりが充満した。

 打率1割2分8厘と低空飛行が続く佐藤輝明内野手(25)はこの日、スターティングメンバーから外れた。代打としての出番も与えられぬままゲームセットを迎えると「必死にやるだけです」とのみ言い残し、球場を後にした。前夜のカード第1戦では、9回無死一、三塁の絶好機で打順が回ってきたが空振り三振で凡退。岡田彰布監督(66)からは「そら打たなアカンやろ。バットに当てて前に飛んだら何かが起きるけどな。三振は何も起きない。それだけのことや」と苦言を呈されていた。

 この日は佐藤輝のほかにも森下、木浪ら複数の主力野手がベンチスタートとなっていただけに、休養の意味合いが濃厚だったとみられる。それでも試合後の監督囲みで佐藤輝の名前が出ると「使わなかっただけやんか。なんでや。使わなあかんの? なんでそこまで言わなアカンの。選手起用まで言われたらかなわんわ」と虎指揮官はぶぜんとした表情をのぞかせた。