楽天の田中将大投手(35)が6日、阪神とのオープン戦(甲子園)で先発。2回までに26球を投げて1失点で2度目の復帰登板を終えた。

 かつて沸かせた聖地にマー君が帰ってきた。田中が甲子園で登板したのは2022年5月24日の阪神戦以来、652日ぶり。初回は先頭打者の近本をスライダーで空振り三振、木浪は投ゴロ、ノイジーも遊ゴロで打ち取り三者凡退に仕留めた。続く1点をリードした2回は先頭の大山に四球を与えて悔しそうな表情を浮かべた後、一死一、三塁とピンチを広げて渡辺諒の左犠飛で同点に追いつかれた。

 メジャー移籍前の2013年には奇跡の「24勝0敗」をマーク。しかし21年の楽天復帰後は、成績も伸び悩みを見せている。21年が4勝9敗、22年が9勝12敗、そして昨季は7勝11敗。2年契約で日本球界に復帰した22年までは日本人最高年俸となる9億円だったが、成績不振とともに4億7500万円、今季は2億6000万円と2年で6億4000万円の大減俸となっている。

 それでも再起にかける思いは強い。昨年10月には右ヒジのクリーニング手術を受け、今季の巻き返しへ万全を期している。当初から「あわてず、じっくりリハビリして状態を上げていけたら」と話し、シーズン本番に向けてステップを踏んできた。

 この日計測した最速は141キロだった。今季で18年目のシーズンを迎える田中が日米で積み上げてきたのは「197勝」。節目の200勝まであと3勝と迫っている。チームの開幕投手はすでに早川に決定済みだが、もうひと花咲かせてみせる。

(金額はすべて推定)