全日本プロレス世界タッグ選手権(9日、後楽園ホール)の行方が混沌としてきた。

 同王座戦では王者・諏訪魔(47)&鈴木秀樹(44)の「バカバカコンビ」に芦野祥太郎(34)、黒潮TOKYOジャパン(31)組が挑戦する。

 4日に都内で行われた会見では黒潮がトップバッターで試合に向けた意気込みを語った。だが、長時間の演説中に諏訪魔と鈴木は退屈し始めたのか、雑談を始める始末。まるで学級崩壊した小学校のようだ。ペースを乱された黒潮は「うるさいな! こっちはしゃべってんのに!」とイライラを隠せなかった。

 その後、諏訪魔がコメントを出す番になっても、いったい何を言いたいのか要領を得ないコメントばかり。しかも黒潮のことを以前のリングネームである「イケメン」と呼んだかと思えば、「俺らの目的はバカを増やしていってやろうかなと思ってる。でも(挑戦者組は)バカの種類が違った。真面目にやってない感じがする」と口にした瞬間だ。

 ついにキレた黒潮が「バカじゃねえよ、俺は! 一生懸命やってんだろ! だとしたら何年バカやってんだ? バカじゃねえからアメリカに行けた!」と怒鳴りつけた。

 あまりのけんまくに会見場は凍りついたが、王者組には全く響いていない様子。鈴木が「でも(WWEを)クビになったんだろ?」と冷静に指摘すると、今度は諏訪魔とラーメンの話題で盛り上がる始末。もはやタイトルマッチの会見とは思えない雰囲気に、この4人の中で一番の人格者とされる芦野は「控室じゃないんだから…ベラベラと」とあきれた表情だった。

 最後までよくわからない会見だったが、とにかくバカバカコンビのペースにすっかり挑戦者組が飲まれてしまったのは確か。決戦本番に大きな影響を及ぼしそうだ。