【赤ペン! 赤坂英一】昨季10勝のバウアー、7勝の今永の穴を誰と誰が埋めるのか。今年こそ優勝と力こぶを入れるDeNAの最大の課題は、太い柱が2本抜けた先発ローテのテコ入れだ。
まず三浦監督が大きな期待をかけているのはソフトバンクを戦力外となり、チャンスを与える形で引き入れた森唯斗(32)。練習試合で日本ハム戦2回、広島戦3回と5イニング連続無失点と結果を出している。
「開幕(ローテ)を狙いたいですし、僕は必死にやるだけです。一番大事なポイント、左(打者)のインコースでファウルが取れたのが良かった」
積極的に打ちにくるパと違い、セは投球を見る傾向が強いといわれる。が、森は広島戦登板後、「いや、(広島は)結構ガンガン来てましたよ。今まで通り、やるべきことはしっかりできた」と、特に違和感はなかった様子。セとパの攻め方の違いについては「僕の方から牧や関根に話を聞いてイメージをつかんでいる」最中という。
三浦監督も「しっかりとコントロールができている。投球術、マウンドさばきなども、さすがは経験豊富な投手」と絶賛。ローテ入りは当確か。
生え抜きでは2020年に10勝、22年に11勝と2桁勝利を2度マークした大貫晋一(30)が復活できるかがカギだ。初実戦だったオープン戦の楽天戦では、新球ツーシームを多投して2回を無失点、被安打1で2奪三振。ただし大貫本人は「まだ完全に操れてはいない」という。
「ツーシームがあれば真っすぐや他の曲がり球が生きるし、打者にとっても邪魔なボールになる。ただ、ストライクゾーンに収まらない球が多いので、もっと精度を上げていかないといけません」
大化けの期待がかかるのは3年目で一軍未経験の深沢鳳介(20)。25日の楽天戦では2回1安打無失点と好投し、対外試合は3試合を計7回で無失点、被安打2。驚くほどの速い球はなくとも、ボールが先行しても淡々とストライクを取れる制球力とメンタルの強さが光る。
「マウンドに上がったらあまり緊張しないタイプなんです。去年は一軍が目標だったけど投げられなかったので、今年は1年間ローテを守りたい」
この発言を三浦監督に伝えると、「まだ一軍で投げてないのに今からそんなことを」と苦笑いしながらこう言った。
「深沢本人は手応えを感じてるんでしょう。今後は打者の状態が上がってくるし、その兼ね合いの中でどうなるかですね」
番長の信頼を勝ち取るまで頑張るしかない。












