【赤ペン! 赤坂英一】DeNAのドラフト1位ルーキー・度会隆輝外野手(ENEOS)、プレーする前からめっぽう明るいキャラで注目を集めている。
3球団競合の末に三浦監督が当たりクジを引き当てたドラフト当日、DeNAの応援タオルを手に「アイ・ラブ・ヨコハマ!」と絶叫。ファンフェスでは人気アニメ主題歌を熱唱し、入寮する際にはイチロー氏からもらった直筆の年賀状を披露した。
そうした話題が豊富なこともあり、8日から横須賀の練習施設DOCKで始まった新人合同自主トレに数百人のファンと数十人の報道陣が集結。度会はイチロー氏ばりのランニングフォームで、軽快に走ってみせた。
「イチローさんに見栄えがいいようにやりなさいと教えてもらいました。見ていただいている方々にカッコイイと思われるようにしたい。イチローさんのマネをしながら、僕自身のやり方も貫いてやっていきたいです」
そんな度会を見守っていた三浦監督は「最初は誰でもマネからスタートするんですよ。僕もそうでしたし」とニッコリ。
「度会はとにかくいつも明るいのがいいですね。きょうもほかの選手にも積極的に声をかけていたしね」と目を細めていた。
さて、明るさでは一番の度会は、肝心の野球で活躍することができるのか。思い出されるのは、彼が19歳で大ブレークした2年前の都市対抗、東京ガス(東京都)との劇的な決勝戦である。
ENEOS(横浜市)が4点リードされていた6回、度会が大会4号の3ラン。ここから試合をひっくり返して逆転優勝を決めたのだ。
試合後、度会はお立ち台で「絶対やってやろうと思い切り振りましたあああっ!」と何度もこぶしを突き上げて絶叫。「優勝がうれし過ぎて、心の中で気持ちが爆発した」と、このパフォーマンスを自ら解説していた。
この大会では4本塁打を含む21打数9安打で打率4割2分9厘、11打点。この大活躍を、大久保秀昭監督はこんな言葉で表現している。
「神奈川、横浜の意地とプライドを見せることができた。今大会は度会の長打に引っ張られる展開が多かった。ただただ、彼には感心しています」
度会は横浜高時代から昨年まで横浜という地域を代表するチームを引っ張ってきたのである。父は三浦監督とも対戦した経験を持つ元ヤクルトの度会博文氏。2代にわたる野手の親子鷹が成功したケースはあまり例がない。度会が横浜の新星として主力に成長できるか、注目していきたい。











