阪神・及川雅貴投手(22)が先発ローテ入りへ好アピールを継続している。ヤクルトとのオープン戦(24日、浦添)に4番手で登板。6回からの3イニングを1安打無失点の投球内容で存在感を示した。
先頭打者の浜田に対しては四球を与えてしまった。その点には「大反省は先頭のフォアボール。カウント3―2から1球、粘り切れなかった」と猛省した。それでも「今は感覚よく投げられている」と一定の手応えを感じている。岡田監督は「それは見ての通り、今日も良かったし」と短い言葉に期待感をにじませた。
及川は宜野座キャンプ初日となった2月1日、首脳陣に先発調整を行うよう伝えられた。プロ通算73試合で先発マウンドを経験したのは、昨季1試合のみ。昨季の33試合でも主に救援として36回1/3を投げ防御率2・33と結果を残してきた。
ただ、阪神の救援陣は左右のバランス、質量ともに豊富。首脳陣は救援調整から先発という道は難しいが、先発調整から救援への再転向は可能と判断し、及川先発プランを打ち出した。適正を見定めつつ開幕へ向け投手編成を準備していく方針だが、この日の投球で及川が一歩前進したと考えていいだろう。
及川は元来、先発志望だった。当然ながらローテ取りへ気合十分だ。キャンプ中のブルペンでは投球数を増やすなど、調整方法を変更。先発として投球の幅を増やすため、カットボールの習得にも取り組んだ。
前回登板となった18日の広島との練習試合では2回をパーフェクト。これに岡田監督も「ずっとええやんか。ブルペンでもええボールいっとる」と好評価を与えていた。
「もう少し、キャンプ中の疲れが取れてきたら、指にかかった質のいいボールも投げられると思う。3イニングまでは何とかなりましたが、5イニングとなると全く違うものになると思う」と試合後に話した及川。次回以降も新たなミッションをクリアし、開幕ローテを手中に収めるつもりだ。












