中日がドジャース・大谷翔平投手(29)に大感謝だ。中日とドジャースのユニホームが酷似していることもあって「大谷と同じ背番号17の柳のユニホームが売れている。うれしいことです」という声が球団内から上がっている。

 だが、それ以上にありがたく感じているのが、昨年のWBCでの大谷の大活躍が日本中に与えた影響だ。大谷は昨年3月3、4日に行われた中日と全日本のWBC壮行試合で侍ジャパンに合流。フリー打撃でバンテリンドームの5階席にアーチを連発してファンの度肝を抜くと、その後のWBC1次ラウンドから決勝までの大活躍で日本中を興奮の渦に巻き込んだ。

 球団幹部の1人は「大谷選手のWBCでの大活躍でそれまで野球に興味のなかった人たちもプロ野球に関心を持つようになった。そういう新しいファンの人たちが地元のプロ野球の試合にも足を運んでくれるようになっている。本当に大谷選手の力はすごい」と〝大谷効果〟を実感。昨年は最下位に沈んだ中日だが、観客動員数は大幅に増加して球団は4年ぶりの黒字を計上しただけに多くの人たちに野球への関心を呼び寄せた大谷にはどれだけ感謝しても足りないということなのだろう。

 中日は22日に沖縄・北谷キャンプを打ち上げた。「技術的にも伸びた選手は1人2人じゃなくて今回は非常に多い」と立浪監督も手応えをつかんでいる。大谷効果で昨年つかんだ観客増の流れを、今季はチームの躍進でさらに本格化していきたいところだ。