ドラゴンズの応援大使「SKE48」の熊崎晴香(26)が中日ナインの熱い気持ちに迫るインタビューシリーズに高橋宏斗投手(21)が登場。未来のエースがドラゴンズの逆襲にかける思いを複数回にわたってお届けする。初回では世界一に輝いたWBCのエピソードを披露。高橋宏が驚愕した大谷翔平投手(29)の食事の秘密とは――。

高橋宏(奥)が大谷(手前)から受けた影響はとてつもなく大きい
高橋宏(奥)が大谷(手前)から受けた影響はとてつもなく大きい

 熊崎 長いシーズンお疲れさまでした。今年はWBCもあって濃い1年だったんじゃないですか。

 高橋宏 今季は自分(7勝11敗)もチーム(2年連続最下位)もかなり悔しい結果に終わったと思いますね。

 熊崎 それでもWBCでの高橋投手の活躍を見て、ドラゴンズの希望というか、すごくワクワクさせていただきました。アメリカとの決勝戦(5回から3番手として登板し1回無失点)でトラウト選手やゴールドシュミット選手から三振を奪ったのはすごかったです!

 高橋宏 今考えたらすごいですけど、マウンドに立っている時は生きてきた中で一番緊張しました。僕自身は相手がどんなにすごい選手か分からなかったので、知らなくて良かったなという思いもありますね。ここでホームランを打たれたら同点になるとか最悪のことを想定しながらマウンドに立ってましたし、ホームランを打たれるコースやツボにだけは投げないようにと細心の注意を払いながらやってました。

 熊崎 本当にかっこいい姿も見せてくれたんですけど、ちょっとおちゃめなところもテレビに映ってました。準決勝のメキシコ戦では迷子になってましたよね(※高橋宏は2回一死一、二塁のピンチの場面でベンチからブルペンに向かったが入り口が分からず困っている様子が中継された)。

 高橋宏(ブルペンへの入り方が)全く分からなくて、めちゃくちゃ焦ってました。試合の流れもあるので、この僕の一つの行動で、もしかしたら日本が…というのはありました。勝ったから良かったですけど負けてたら…。

 熊崎 でも緊迫していた空気がめちゃくちゃ癒やされました。みんなが高橋選手のことを好きになった一瞬でもあったかなと思います。

 高橋宏 それなら良かったです。

 熊崎 アメリカ戦の試合前に大谷翔平選手が皆さんに「憧れるのをやめましょう」と言われてましたけど、それを聞いてどう思われましたか。

 高橋宏 やっぱり日本対アメリカで相手は全員メジャーリーガーというところは頭に入ってましたし、大谷さんのチームメートのトラウトやワールドシリーズにも出ているターナーやシュワーバー(いずれもフィリーズ)もいる。全員がおそらく構えてしまっていた。あの選手たちとやるんだって。そこで大谷さんのあの発言があったことによって全員がよし! 戦うぞ! って一つになりました。日本がまとまった瞬間かなと思いますね。

 熊崎 WBCでは大谷選手に野球のことなど聞かれたりしたんですか。

 高橋宏 ピッチングの話をしました。やっぱりなるほどと思いましたけど、それをいざやろうと思うと大谷さんのバッティング技術の頭が必要になるので、それはちょっと難しいなと思ったり。まだまだだなっていう感じでした。(大谷さんの)考えができるようになるまでにはもう少しかかりそうだなっていうのは思いましたね。

 熊崎 それでも大谷さんから直接お話を聞かれたことでご自身の成長にはつながっている感じですか。

 高橋宏 そうですね。やっぱり、あの次元までいくと、1年で数十億くらい稼ぐようになるのかなって。

 熊崎 すごいですもんね。大谷選手の食事もチェックされていたとか。

 高橋宏 見てましたけど、ちょっと僕にはマネできなかったですね。ゆで卵をあそこまで食べる人は初めてでした。僕も次の日、マネしてゆで卵をたくさん食べてみたんですけどギブアップでした。(のどに)つっかえてしまって。それにパスタに具をのせない人を初めて見ました。

 熊崎 大谷選手はパスタに具をのせないんですか?

 高橋宏(食事会場に)大谷さんが来たときにお盆にパスタがのっているなと思って見ていたら塩をふって食べてました。ゆで麺に。ミートソースが横に置いてあって、僕はめっちゃかけて食べていたんですけどね。ビックリしました。食事というよりも栄養を摂取されているという感じでしたね。練習メニューから何から何まで別次元にいる。ちょっとあのレベルの人というのは僕が知る限りいないですね。