先発転向2年目を迎えた西武・平良海馬投手(24)が試行錯誤を続けている。

 昨季は23試合(150回)に登板し、チームトップとなる11勝(7敗)を挙げ、防御率2・40、153奪三振をマークした。今季の目標は「(個人タイトルで)トップ争いができるように。一番欲しいタイトルは最多奪三振」。春季キャンプ初日となった6日は同学年のドラフト5位・宮沢太成投手(24=四国IL徳島)を相手にキャッチボールを行い、ルーキーに惜しげもなく自身の球種を披露した。

 その平良の投球フォームは今年から微妙な変化を見せている。平良といえば、ただでさえ全球をセットポジションからクイックで投げ、昨年は無走者時の投球間隔が平均9・8秒と最も短く「スピードアップ賞」を受賞したほど。今年はさらにテークバックのコンパクトさが加わり、もはや投手というより野手のクイックスローに近い印象すらある。

 この点を平良に聞くと「小さくないですよ。いつもと同じ」としつつ「踏み出す左足が地面に着地した時に(トップの位置にある)右腕(の角度)が90度になっている方が力を出しやすい。足が着いた時に(右腕のポジションが)遅れないように。エネルギーが逃げないようにそうしている。省略ではなく、左足が着いた時に腕の位置を合わせるために、ただやっている」と解説した。

 取り組み始めたのは昨季中からとのことで、球質を変えずに、より効率的でパワフルな投球フォームを追求している過程だという。止まることのない平良の実験は今後も続きそうだ。