卓球のパリ五輪代表選考レース最終戦となった全日本選手権が28日に閉幕し、女子シングルス2枠は早田ひな(23=日本生命)と平野美宇(23=木下グループ)が射止めた。約2年にもわたる過酷な代表争いで、コンディション調整の難しさや選手の負担増を指摘する意見もある中、戦う選手はどう感じていたのか。注目の張本美和(15=木下アカデミー)の考えは――。
パリ五輪代表選考レースは、東京五輪終了から約7か月後の2022年3月からスタート。選考ポイントを積み上げるため、選手たちは息つく暇もなく試合に駆り出される必要があった。最後まで平野とシングルス代表の座を争った伊藤美誠(23=スターツ)は腰痛を発症するなど体調不良に苦しみ、コンディションは最後まで戻ることはなかった。
一方で、グングンと成長していったのは張本だ。今大会のシングルスでは準優勝の成績を残し、代表選考レースでは最終的に4位まで浮上。卓球関係者からは団体戦要員となる3枠目の選出に推す声も多く上がり、女子日本代表の渡辺武弘監督も「予想外だった。どんどん国際大会にも出ていって、成績も上がってきた。すごいなと思いながら見ていた」とその急成長ぶりに目を細めている。
今回の制度について、張本は今大会中「私としては、今の期間で妥当だと思う」と肯定的に語った。「五輪まで近い期間の成績が良かったらそのままいくんじゃないかって思う人もいるかもしれないが、私は卓球は成績に波のない選手が一番強いと思っている。長くても短くても、その期間で自分の最高のプレーをしなければいけない」と理由を説明。2年間、試合を重ねるごとに成長を見せた日本女子卓球界の新星は「選考を通じて、強くなれたと思う」と言い切った。
2月5日に3枠目を含め、パリで戦う代表選手が出揃う。過酷な選考レースが正しかったのか否か、夏のパリで証明される。













