卓球の男子シングルスでパリ五輪代表を確実にしている戸上隼輔(22=明大)は、日本が誇る〝レスラー〟から刺激を受けている。

 3連覇が懸かる全日本選手権6日目(27日、東京体育館)の準々決勝では、田中佑汰(23)に4―0で快勝。盤石の強さを見せた王者は「出足からうまく戦術が噛み合って、そのまま最後まで自分のペースでできたのが非常によかった」と手応えを口にした。

 パリ五輪に向けて進化を続ける中で、新日本プロレスを電撃退団するオカダ・カズチカ(36)と同様に、世界へ羽ばたく覚悟をにじませている。

 オカダは米国マット進出が確実視され、WWEやAEWが新天地に浮上。卓球界屈指のプロレスファンである戸上は「やっぱりオカダ選手は新日ににとどまるような選手ではない」と歓迎した上で「ここで一歩世界に踏み出したのは何か影響をもらえる部分もあったり、これから海外の大会が増えていくので、オカダ選手が海外で頑張っているならと、モチベーションになる」と声を弾ませた。

 そんな戸上は「今までと比べて、自信が勝っている。初日の試合前は不安やプレッシャーが半々だったけど、今は7・3ぐらいでワクワクしている。優勝できる自信の方が強い」とニヤリ。オカダの渡米を最高の形で祝福したいところだ。