卓球の女子シングルスでパリ五輪代表を確実にしている早田ひな(23=日本生命)は〝戦友〟の分まで死闘を尽くす構えだ。
連覇が懸かる全日本選手権6日目(27日、東京体育館)の準々決勝では、同じサウスポーの長崎美柚(21=木下グループ)に4―0と快勝。「中盤まで競っている感じだったが、自分の戦術の選択や駆け引きの部分がうまくいった。結果的に4―0という展開に持っていけてよかった」と安堵の表情を浮かべた。
今大会はパリ五輪代表選考レースの最終戦。女子シングルスは早田と平野美宇(23=木下グループ)が切符を手にした一方で、伊藤美誠(23=スターツ)が涙を飲んだ。黄金世代として切磋琢磨してきた3人の明暗が分かれる形となったが、早田は「私にとって2人(平野と伊藤)は昔から雲の上の存在で、それは今もそう。2人がいたから今の私の立場がある」と感謝を述べ「(シングルスの)切符が2つしかないのは残酷だと思うけど、伊藤選手の分まで五輪ではシングルスで金メダルを取りにいかないといけない」と決意を新たにした。
日本の頂まであと2勝と迫った中でも「自分がやるべきことは変わらない。全日本という大会でもあるが、それがパリにつながるように、自分自身もこの大会で進化できる大会にしたい」と平常心を強調。日本のエースの頼もしさは増すばかりだ。












