西武は26日、春季キャンプのメンバー振り分けを発表した。

 一軍・A班(宮崎・南郷)には即戦力として獲得したドラフト1位・武内夏暉(22=国学院大)、同5位・宮沢太成(24=四国IL徳島)、同7位・糸川亮太(25=ENEOS)の新人3投手がメンバー入りした。

 また、ソフトバンクにFA移籍した山川の人的補償で加入した甲斐野央投手(27)も順当にA班スタートとなり、6年ぶり復帰の炭谷銀仁朗捕手(36)が古賀、古市の若手2捕手を引っ張る形で、投手20人の特徴を把握していくことになる。

 今キャンプの1つのテーマがブルペンの再編成で、松井監督が「競争も含めた中継ぎの底上げ」と語る。

 昨年はブルペンの柱だった平良の先発転向、また平良とともに勝利の方程式を形成していた増田、水上の不調、その穴をカバーしていた森脇、佐々木の故障離脱も重なり、リリーフ陣は年間を通じて逃げ切りパターンを固定できなかった。

 その危機感から、今オフはアルバート・アブレイユ(28=前ヤンキース)、ジェフリー・ヤン(28=前マーリンズ傘下)を補強。ドラフトでも二軍・B班スタートとなるが、2位・上田大河投手(22=大商大)を含めた3人の即戦力中継ぎ投手を獲得。そして、山川の補償でホークスから4年160試合登板の実績を持つ甲斐野が守護神争いに加わる。

 新人でA班スタートの切符をつかんだドラ7・糸川は「コントロールとシンカーの精度が自分の持ち味なので、そこを戦えるレベルにしたい」と意気込めば、「開幕一軍、40イニング登板」を目標に掲げるドラ5・宮沢も「何となく情報でしか伝わっていないと思うので、初日からしっかりアピールして競争を勝ち抜いていきたい」と戦闘モードに入っている。

 昨季はベンチとマウンドの往復に忙しく「ウインドブレーカーを着ている暇がなかった」という豊田投手コーチが安心して戦況を眺められるよう、キャンプ初日から南郷のブルペンに活気が満ちあふれそうだ。