昨年の日本スポーツ界で活躍した選手、団体を表彰する「日本スポーツ賞」の表彰式が18日に都内で行われた。大賞に輝いた第5回WBC覇者の日本代表・侍ジャパンを率いた栗山英樹氏(現日本ハムチーフ・ベースボール・オフィサー)は、巨人・大勢投手(24)の〝完全復活〟に期待を寄せている。

 WBCは決勝の米国戦で3―1の7回に5番手で登板。1回を1安打無失点に抑えるなど、侍ジャパンの優勝に貢献した一方で、昨季は右ヒジの故障もあって27試合の登板にとどまった。悔しいシーズンとなったが、WBCの経験を通じて「やっぱりみなさん本当に一人ひとり人間として本当に強い人たちだったので、僕自身もやっぱりジャイアンツのクローザーをやる立場として、一人の人間として、強い人間になりたいなと思った」と刺激を受けた。

 WBCではシーズン前にもかかわらず、各選手、スタッフが侍ジャパンのために全身全霊を尽くした。その影響もあって、思うような結果を残せなかった選手も複数見受けられた。栗山氏は「去年のシーズンに活躍できなかったWBCのメンバーたちがいたのはすごく気になっていた」と複雑な心境を明かしつつも「大勢は大勢らしく活躍することだけを信じている」とエールを送った。

 巨人は今季から阿部慎之助監督が就任。新たな指揮官のもとで、大勢はWBCでの学びをチームの勝利につなげる構えだ。