新日本プロレス4日の東京ドーム大会で行われたIWGP世界ヘビー級選手権は、挑戦者の内藤哲也(41)がSANADA(35)を撃破し第8代王者に輝いた。
昨夏のG1クライマックスを制し3年ぶりに1・4ドームのメインイベントに帰ってきた内藤は、かつての盟友・SANADAとの頂上決戦に臨んだ。リバースフランケンシュタイナーからシャイニングウィザードを浴びたが、ラウンディングボディプレスは膝で迎撃。しかしコリエンド式デスティーノからのデスティーノはTKOで切り返され、互いに一歩も譲らない。
内藤は旋回式デスティーノからデスティーノをさく裂させるが、形が崩れてしまい3カウントは奪えない。SANADAのデッドフォールを浴びて形勢を五分に戻された。
さらに高度な技の応酬からシャイニングウィザードを浴びてしまった内藤だが、再度のデッドフォールを回避すると何と掟破りのデッドフォールを敢行。最後はバレンティアからこん身のデスティーノをさく裂させ死闘に終止符を打った。
4年前の2020年大会ではメインで勝利しながらKENTAの襲撃でKOされ、代名詞の「デ・ハ・ポン」の大合唱パフォーマンスを行うことができなかった。ようやく1・4ドームのメイン後のマイクを握った内藤だったが、何とここで「ハウス・オブ・トーチャー」のEVILとディック東郷が登場し妨害。悪夢の光景が再び繰り広げられるかと思われたが、ここで敗者のSANADAがEVILをシャイニングウィザードで退け再び内藤の元にマイクが戻ってきた。
「今、俺がマイクを握っている。これはお前のおかげだよ。グラシアス、SANADA」と前王者に感謝を述べた内藤は、ついに待ちわびたアピールを開始。「今日俺が一番楽しみにしていたのは4年前の忘れ物、つまりここ東京ドームで大合唱。皆さまも大合唱しに今日東京ドームに来たんですよね?」と呼びかけると「最後の締めはもちろん! BUSHI、ヒロム、鷹木、ティタン、陽太、イ・内藤。ノスオトロス! ロス・インゴベルナブレス・デ・ハ・ポン!」と2万7422人とともに悲願の大合唱を完成させた。
バックステージでは「ずっと目標にしてた東京ドームでの大合唱…だったんだけどね。声が枯れてしまって、イマイチ思い切り叫べなかったよ。それが俺らしいなって思っちゃいましたよ」と振り返った。大きな目標を達成した内藤だが、もちろんこれは制御不能なカリスマにとって一つの通過点でしかない。「実現できてうれしかったし、また次の目標ができましたよ。俺はマツダスタジアムで試合がしたいな。マツダスタジアムで大合唱がしたいな。あと俺の地元である東京武道館でも大合唱がしたい。まだまだ俺にはやりたいことがありますよ。今日大合唱したら内藤は終わってしまうんじゃないか? そんなの余計なお世話だぜ、カブロン」と言い放つと、報道陣の質問には答えることなく控室へと消えていった。












