【楊枝秀基のワッショイ!スポーツ見聞録・特別編】風が吹けば桶屋がもうかる…ではないが。阪神の18年ぶりリーグ優勝、38年ぶり日本一というムーブメントはさまざまな業界に影響を与えている。
神奈川県在住の阪神ファン歴50年、八丹秀樹氏(50)もその中の一人だ。10年以上前に阪神球団のロゴ入り胡蝶蘭を販売するライセンスを取得。全国に通信販売しているビー・クリエイト社の代表を務めている。
同社が胡蝶蘭販売部門に着手したのは15年前。スタンダードな祝い花に加え、花びらに文字や模様を手作業で書き込む「化粧蘭」という特殊な商品を扱っていた。
その技術を派生させる形で「和田監督時代に日本シリーズに進出した頃(2014年)でしたかね。阪神球団に正式に申し込んで、許可をとりました」と阪神タイガースバージョン化粧蘭(完全受注生産)の販売を開始した。
ただ、その後は全国の虎党も知る通り「V逸」し続ける時代が続いた。当然ながら〝虎蝶蘭〟は「ほとんど売れたという経験はないですね」と商売もV逸の連続だった。
それでも八丹代表は「阪神が好きだし、自分の趣味で始めたようなものなので、売れても売れなくてもいいと思って耐え続けました」と虎を信じ続けた。
そしてこの度の虎フィーバーを迎えたのだった。さぞかし大忙しだったのだろうと尋ねてみたが「んっ、そこまで期待した程では…」と意外なリアクション。「阪神」「胡蝶蘭」のキーワードでWEB検索すると上位に表示されるはずなのだが、苦戦とのことだった。
「これから何度も優勝してもっと盛り上がってほしいです。そして、花ももっと売れてくれたいいですね」。八丹代表と〝虎蘭〟のドラマはこれからも続いていく。













