富士山女子駅伝(30日、富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場、7区間43・4キロ)に出場する拓大の五十嵐利治監督が、一部メディアの〝煽り報道〟に苦言を呈した。

 今大会は「5位以内」を目標に掲げ、鹿児島・徳之島合宿などを敢行。29日には会場で取材に応じ「今のベストなメンバーの7人、チームの1番手から7番手を順調に組めた」と手応えを口にした。

 この日は区間エントリーが発表。補員登録となった不破聖衣来(3年)に関する報道について、自身の見解を公表した。不破はエントリーメンバーに名を連ねていたが、五十嵐監督は「出場させる」とはひと言も発していない。しかし、一部メディアは不破があたかも出場するかのような論調で伝えていたという。

 この件に五十嵐監督は「『出る』って勝手に書かれることがあった。いかにも『出る』みたいな報じ方をさせると、選手にとって迷惑だと思う」ときっぱり。エントリーメンバーが決まっても、本番までの練習内容で当日に走るメンバーを選ぶのが基本だ。「当然どの選手も出るつもりではいるが、確実に出るとは言えないと思う。どの選手も出ることを目的にやっているし、どの選手も練習の過程の中で出られるような状態だったら出られる」との考えを語った。

 現状の不破は順調に練習を積んでいるが「他の普通の選手と同じように力的に区間配置を考えた時に、今の段階では『まだないよね』というところがあった」と説明。あくまで平等に判断した結果の区間エントリーだと明かした。

 そんな五十嵐監督は「今の選手たちの力をしっかり発揮できれば5番も難しくない」と宣言。チーム力で目標を実現させる覚悟だ。