4年ぶりのV奪回を目指すソフトバンクが、西武からFA権を行使した山川穂高内野手(32)を獲得することが決定的となっている。入団会見は週明けにも行われる見込みだ。
4年総額12億円に出来高を加えた契約で、単年計算でいえば今季の年俸2億7000万円からの上積みは少ないものの、成績を残すことでアップが見込めるものとみられる。3度の本塁打王に輝いた大砲には打線の中核としての働きが期待されているが、大きな波紋を呼んでいることも確かだ。
女性トラブルによって書類送検され、8月末に不起訴になったとはいえ、世論の逆風は一貫して強い。ネット上でも手厳しいコメントが尽きず、ファンクラブの脱会や返金を主張する声も出ている。獲得報道が出た14日には、球団に問い合わせメールなどで驚くほど多くのクレームが殺到したという。
もちろん、想定されたことではある。球団フロントとしても強い〝決意〟を持っての獲得だ。異例ともいえる時間をかけて本社サイドも含めて入念な調査を行い、世間でささやかれている〝続報〟に見舞われるリスクなども含めて問題がないことを確認した。その上で総合的な判断で再起を期す大砲にオファーした。
「それでも事実としてイメージ面のマイナスはある。これで万一にも山川が思うような成績を残せなかったり、何かあろうものなら、さすがにフロントとしても責任を問われることになりかねない」(球団関係者)。
かねてソフトバンクは山川の野球への情熱や姿勢を高く評価してきた。今後も厳しい声がゼロになることはないかもしれないが、希代のスラッガーの再出発に寄り添っていく覚悟だ。
(金額は推定)












