オリックスの4年目左腕、宮城大弥投手(22)が新エースの座に向け、静かな闘志を燃やしている。
3連覇を達成したオリックスだが、絶対エースに君臨してきた山本がMLB挑戦のためにチームを離脱。11勝を挙げた山崎福もFA移籍し、来季は6勝をマークした東をはじめ、曽谷、斉藤らの若手が虎視眈々と先発ローテーションの一角を狙っている。
現状で次期エース候補の筆頭に挙がるのは、最速160キロ右腕の山下舜平大投手(21)だ。今季は開幕投手を務め、登板間隔を空けながらも9勝3敗、防御率1・61をマーク。新人王をゲットするなどV3に大きく貢献した。「(山本)由伸さんも(山崎)福也さんもいない。中6日で回って優勝に貢献すると球団に約束した」と新エースの自覚も十分だ。
しかし、そんな山下を横目に腕をぶしているのが左腕の宮城だった。山本には及ばずとも今季は10勝4敗、同2・27の成績でリーグトップの3完封。90キロ台のスローカーブを生かした幻惑投法で3年連続の2桁勝利を挙げ、先発の柱として欠かせない存在となっている。
そんな宮城だが「エースになりたい人はいっぱいいると思うんでそこは結果で示すしかない。由伸さんの枠が空くのでそこは狙っていきたい」と控えめ。山下については「第三者が〝エースは山下だ〟って言うのは構わない。トータルとしての評価と思ってます。振り返った時、最後の最後で任してよかったと言われるようになりたい。勢いは確かに彼のほうがすごいし、その年だけ見たらペーター(山下)の時があるかもしれない。でも3年後、5年後の成績を見た時に僕がエースだったぞ、と言われたい。今はそれに近づけているのでレベルアップしたい。一発屋の方も(他球団には)たくさんおられる。ガツガツ感を出さず、胸に思っておきたい」と力を込めた。
言葉に出さず、マウンドで「エース」を証明していく覚悟だ。












