ポスティングシステムでのメジャー移籍を目指しているオリックスの山本由伸投手(25)の争奪戦が激化している。ドジャースが大谷翔平(29)の入団を発表したことでFA市場の主役に躍り出たからだ。

 MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者は12日(日本時間13日)に自身のX(旧ツイッター)で「すでにヤンキース、メッツ、ジャイアンツと面談を行った山本由伸が、近日中にレッドソックスと面談へ。また、ブルージェイズを含め、あと2、3球団が彼と面会する可能性が高い、と関係者は話した」と投稿。ニューヨークの専門局YESは11日(同12日)に山本が滞在しているロサンゼルス近郊でヤンキースと面談したと伝えた。

 MLB公式サイトは「業界ではニューヨークの2球団(メッツとヤンキース)による入札合戦になると予想されている」と指摘し、「カブスとレッドソックスも山本を狙っているが、メッツとヤンキース(による争奪戦)が過熱すれば、(不利な)入札戦争に巻き込まれる可能性が高い」と伝えた。大谷が7億ドル(約1015億円)の97%を後払いにしたことで総年俸枠に余裕ができたドジャースも参戦。バリー・スポーツのラッセル・ドーシー記者が12日に自身のXで「ドジャースが今日ロサンゼルスで山本由伸と会っている。まだミーティングを続けている」と報告した。

 山本の注目度アップに合わせて相場も当初の2億ドル(約291億円)から急騰。今季のア・リーグ、サイ・ヤング賞右腕のゲリット・コールが2019年12月にヤンキースと結んだ投手史上最高額の9年総額3億2400万ドル(約471億円)、年平均3600万ドル(約52億4000万円)超えはあるのか。

 同サイトは「それは非常に可能性が低い。少なくとも8年2億5000万ドル(約364億円)相当との見方が強い」とするも、「山本は9年契約で(年平均)3000万ドル(約43億7000万円)から3400万ドル(約49億5000万円)の範囲の可能性は十分にあり、総額3億ドル(約437億円)相当は確実だろう」と指摘した。3億ドル到達ならコールに続き史上2人目だ。