新日本プロレスは11日、IWGP・USヘビー級王座を廃止し「IWGP GLOBALヘビー級王座」を新設することを発表した。

 US王座は2017年7月に米国進出の際に新設されたが、昨今は混乱を招いていた。まずは現王者のウィル・オスプレイが今年8月から本来のベルトを無視して英国の国旗が刻まれたベルトを自作。UK王者を自称した。これだけなら単なる王者のワガママで済んだ話だが、新日本も団体としてなぜか公式に「IWGP・US(UK)王座」と表記してしまった。

 そんななかで行われた11月大阪大会後にはデビッド・フィンレーがUSとUKの2本のベルトをハンマーで破壊。来年1月4日東京ドーム大会でオスプレイがフィンレーとジョン・モクスリーの2人を挑戦者に防衛戦を行うこととなったが、選手たちの要望を受けUS王座ではない新王座の設立が検討されていた。

 そしてこの日の会見で、菅林直樹会長がこれまでのUS・UKの役割を含めGLOBAL王座の新設が発表された。「2024年以降の米国、英国に限らず欧州全域、アジア・オセアニア地域にも浸透できるよう尽力してまいります。海外マットを意識した王座としては過去に設立したIWGPインターコンチネンタル王座を復活させるという意見もありましたが、今回はより世界規模で展開していくベルトという部分を念頭にIWGP GLOBALヘビー級王座と名づけることとしました」と説明した。

 最初からオスプレイのUK王座を認めなければ混乱が起きなかったのではないか。復活させるも何もインターコンチネンタル王座はIWGP世界ヘビー級王座(現王者はSANADA)に統一されているのだから無理筋の意見ではないのか。そもそも「世界規模で展開する」のがIWGP世界王座なのではないか…。疑問点も多く残るが、とにもかくにも新たなベルトの動向に注目が集まりそうだ。