エンゼルスからFAとなっていた大谷翔平投手(29)のドジャース移籍決定に韓国も「我がこと」のように大きく沸き返っている。

 大谷本人が9日(日本時間10日)、自身のインスタグラムでドジャース移籍を決断したと報告。所属する代理人事務所CAAも代理人ネズ・バレロ氏を通じ、大谷とドジャースとの新契約が10年総額7億ドル(約1015億円)となることをニュースリリースで発表した。

 大谷の締結した新契約が個人としてプロスポーツ史上最高額での契約となったことに対し、大谷人気の高い韓国国内の反響も相当大きいようだ。韓国公共放送局「KBS」、そして「朝鮮日報」、「東亜日報」、「中央日報」の韓国三大紙も大谷が超破格契約でドジャースへ移籍したことを速報。その一方で同じ韓国メディア「ソウル経済」は大谷の新契約総額7億ドルが韓国国内通貨に換算すると約9200億ウォンになることを引っかけ、同日掲載の記事で「9200億の男・スーパースターの大谷、デビューの舞台はアメリカじゃなく『ここ』だ」とリポートした。

 MLB事務局は今年7月に2024年シーズンの公式戦として、ドジャース対パドレスの開幕2連戦を同年3月20日から21日まで韓国の首都ソウルで行うことを発表済み。場所は現在未定だが、高尺スカイドームが有力視されている。

 同記事は「大谷が移籍したドジャースの相手は金河成内野手(28)がプレーするサンディエゴ・パドレスだ。金の帰国舞台一色となりそうだったMLBの歴史的なソウル開幕戦は、大谷のドジャース入団によって大きな熱気を帯びることになった」と指摘。

 さらにパドレスは今オフ、KBOのキウムからポスティングシステムでMLB移籍を目指す李政厚外野手(26)の獲得に動いていると米主要メディアで報じられている状況だ。そうした背景から同記事は「サンディエゴは李の行き先候補にも挙げられる。サンディエゴは最近、ソトとグリシャムの主力外野手2人をヤンキースにトレードした後、新しい後釜を探している。だからこそ李が有力な候補となっているのだ」とした上で「大谷、李政厚、金河成らアジア最高選手の〝共演〟がソウルで繰り広げられる可能性が高まっている」とも続け、日韓のスーパースターたちの韓国揃い踏みを大きくあおっている。

 いずれにせよ韓国メディアと韓国のファンは電撃決定により、来春3月に実現することになった大谷の「初来韓」を首を長くしながら待ち望んでいるようだ。