巨人・坂本勇人内野手(34)が〝パワー大解放〟へ期待を向けられている。

 坂本は5日に現状維持の年俸6億円で契約を更改。複数年契約最終年となる来季は、三塁手として臨む。今季途中に原前監督の勧めで17年間の定位置だった遊撃からコンバート。116試合で打率2割8分8厘、22本塁打、60打点をマークし、本人は「まだやれるんじゃないか」と手応えをつかんだという。

 遊撃部門でゴールデン・グラブ(GG)賞を5度受賞した名手は「サードがどうやったらうまくなるのかなと楽しみも増えた」と目を輝かせると「GGだったり、そういうのをまた違うポジションで取れる可能性が一応ある。5年前にはそんなこと想像もしてなかった。新しい目標ができるというのはうれしい」と力を込めた。そんな坂本にチーム内からは三塁転向の〝副産物〟を期待する声が上がった。

「遊撃守備を考慮し、バランス重視だった坂本も三塁専念ならウエートに本腰を入れられる。36歳のシーズンとはいえ(打球を)飛ばす技術は健在。そこにパワーが加われば、2019年の40本超えも夢じゃない」(球団関係者)

 これまで坂本はオフのウエートトレーニングについて「遊撃を守りながらでもあるので。あんまりそっち(ウエート)にばっかり比重を置くと、ケガにつながる」とどちらかと言えば消極的だった。

 それでも19年には自己最多の40本塁打を放つなど、非凡な長打力を誇る。度重なるケガで22年に5本だった本塁打数も22本とV字回復を見せており、鍛え上げた筋肉がさらなる追い風になるという。

 日本代表として若い頃から共闘した中田が中日に移籍。巨人から自由契約となった後、中田の送別会に参加した坂本は「人柄も大好きなので。すごく寂しかったけど同じリーグで対戦ができるので、いい勝負ができれば」と対戦を心待ちにした。くしくも背番号はともに「6」。今季の中田が放った15発分もカバーできるか見ものだ。(金額は推定)