オリックスの今年の新人入団発表が11月30日に大阪市内のホテルで行われ、支配下7選手、育成5選手が集まった。

 その中で異彩を放ったのは、ドラフト4位で〝高校生ナンバーワン捕手〟と名高い堀柊那(しゅうな)捕手(18=報徳学園)だ。「肩の強さとセカンドへの送球を見てほしい。目標は森友哉選手のような守れて打てる打者。どうやったらフルスイングできるかを聞きたい。もっと体を大きくして技術を磨いていきたい」と意気込みを語った。

 名門校の主将として今春のセンバツ大会で準優勝に導き、打撃センスのみならず、その正確性のある強肩は「堀キャノン」とも呼ばれた。とはいえ、素顔は天然(?)なところもある。

 それもあって周囲からイジられているのが、プロ野球の知識にあまりにも乏し過ぎることだ。有名選手の名前もままならず「あんま詳しくなくて…。最近セ・リーグとパ・リーグが分かるようになった。1年前までは山本由伸選手、吉田正尚選手とか、言われて見れば分かるんですけど、顔と名前の一致が…。でも一流選手なんで結構知っていたっす。ヤクルトの村上選手とか阪神の岡田監督とかは顔も知ってます」と照れ笑い。

 ただ、今も12球団の監督の名前は「言えないっす」。実際に「パ・リーグは中嶋監督と新庄監督と…くらいっす。あと松井稼頭央監督、楽天の今…なんとか監督(今江)。セ・リーグはドラフトの時に結構覚えました。みんなにビックリされます」と告白した。

 自宅通いでスマホを触ることもできるが、練習漬けの生活によって気持ちの余裕がなかったからなのかもしれない。球団関係者も「それだけ一生懸命、野球に取り組んでいたということ。これから覚えていくだろうし、かわいいじゃないですか」と目を細める。ストイックな面だけでなく、これも堀の魅力だろう。