AEWを解雇されたカリスマレスラーのCMパンク(45)が、衝撃のWWE復帰を果たした。

 25日(日本時間26日)の「サバイバーシリーズ」(イリノイ州シカゴ)で、メインの男子ウォーゲームスが終了後に突如、リビング・カラーの名曲「Cult of Personality」が鳴り響いた。オールステートアリーナに集まった大観衆は一斉に歓声を上げて大爆発。地元が生んだカリスマ、CMパンクの入場テーマ曲だからだ。

 白Tシャツにジーンズ姿のパンクが大型ビジョンの下に登場。2014年1月以来、実に約10年ぶりの復帰だ。パンクが会場を見渡すと、観衆は「CMパンク! CMパンク!」の大チャント。パンクは片ヒザを着くポースを披露し、大歓声を浴びた。リングを見つめたまま笑みを浮かべ、「シカゴ! シカゴ!」と叫びながら熱狂するファンと抱き合った。さらに「ウォーッ!」と復活の雄たけびを上げた。

 パンクは14年に退団するまでWWE王座を2度、世界ヘビー級王座を3度獲得し、絶大な人気を誇った。退団後は総合格闘技の最高峰「UFC」に挑戦。21年からは米AEWで活躍していたが、今年8月に英ウェンブリースタジアム大会のバックステージで暴行騒動を起こした。昨年9月にも同様のケンカ騒ぎがあったため、AEWはパンクとの契約解除を発表していた。

 フリーになったパンクにはWWE復帰が浮上したが、14年に退団した際は自身の処遇を巡りWWEとトラブルになった上で解雇されていた。〝トラブルメーカー〟としての顔もあるだけに、米メディアには懐疑的な声が多かった。ではなぜパンクのWWE復帰が実現したのか? CCO(最高コンテンツ責任者)のトリプルHが、大会後の会見で説明した。

 臆測でしかなかったパンクの復帰だが「彼が好きでも嫌いでも、肯定的でも否定的でも、人々はいつも彼について話している。彼はその磁石なんだ。私としてはファンが望むなら、興奮するなら、やってみよう。残りのことは、そこから考えよう」との考えで交渉に臨み、契約は超スピーディーにまとまったという。

「フォーブス」など複数の米メディアによると、パンクとトリプルHは先週に話し合いを持ち、そこで電撃的に復帰が決まったとのこと。今後についてトリプルHは「CMパンクの次の目標? それは楽しみだね」と話すにとどめたが、カリスマレスラーのサプライズ復帰はWWEマットを大きく揺るがしそうだ。

この日の「サバイバーシリーズ」は「ABEMA PPV」にて放送された。