日本ハムの新庄剛志監督(51)が、オリックスからFA宣言した山崎福也投手(31)の争奪戦に楽観的な姿勢を貫いている。
球団は現在、来季に向けた補強の一環として計6球団による左腕争奪戦に参戦中。すでに本人とは交渉済みで4年総額8億円という大型契約を提示しているとささやかれている。だが、山崎福本人がセ・リーグへの移籍希望が強いとのうわさもあり獲得競争では劣勢気味。新庄監督も23日に「(球団から)山崎君に対して誠意というものは伝えている」と語った上で「本人が決めて運命的に一緒にユニホームを着てやれるのであればやりたい」。最終的には山崎福自身の気持ちに委ねる意向を示した。
これまで指揮官は補強の話になると「やっぱりいいピッチャーは欲しい」と断言。特に試合の行方を左右する先発投手の獲得には意欲的な姿勢を示していた。それがここにきて、ややトーンダウンした感が否めないのはなぜか。山崎福獲得の可能性が厳しいこともあるだろうが、来季の戦力に指揮官自身が手応えを感じ始めているとの見方も強まっている。
そもそもチームは今季リーグ最下位とはいえ、チーム防御率はリーグ3位(3・08)。投手陣は奮闘を続けており、来季も先発陣はチーム残留を決めた加藤貴、そして伊藤に加え金村、根本、北山、上原ら逸材が集う。右のエース・上沢こそ今オフの米移籍が濃厚も着実に頭数はそろいつつある。そんな状況だけに指揮官も現有戦力の底上げでやりくりできるメドを立てているのだろう。
この日、本拠地で行われたファンフェスタでは最後のあいさつで「(来年の)開幕投手は伊藤大海君です」とサプライズ発表。「(伊藤が)一番最初に投げるということは登板も一番多いわけですから。期待しかない」とプロ4年目右腕に全幅の信頼を寄せた新庄監督のことだ。外国人選手の補強も進む今、指揮官の泰然自若とした姿勢は当然なのかもしれない。












