西武に6年ぶりの復帰が決まった炭谷銀仁朗捕手(36)が栗山巧外野手(40)、中村剛也内野手(40)との〝再合体〟を喜んでいる。

 復帰が発表され炭谷は「6年ぶりにライオンズに帰ってくることになり率直にうれしいです。ライオンズは6年前とメンバーも替わって若い選手が増えたなという印象」とコメントを出した。

 自身が巨人へFA移籍した2018年オフには同じくFAで浅村が楽天、エース・菊池がポスティングでマリナーズ、翌19年は秋山が海外FAでレッズ、昨年は森友哉がオリックスへとそれぞれ移籍。今オフは権利を行使した山川のFA去就が注目されている。

 18年にチーム打率2割7分3厘、792得点、196本塁打の歴史的破壊力を誇った〝山賊打線〟は解体され、チームカラーが一新されてきたが、当時と変わらぬ顔もある。

 不惑に達した栗山、中村の〝骨牙コンビ〟が来季も現役としてチームを支えることだ。FA移籍時に「心残りがあるとすれば、栗山さんの2000本(安打)を見届けられないこと」と語っていた炭谷だが、運命のいたずらは面白い。21年7月4日に金銭トレードで楽天に移籍すると、その2か月後9月4日の西武戦で同じ西武出身の牧田と組んで史上54人目となる栗山の偉業に立ち会っている。

 当時、西武広報からの事前の打診に二つ返事で「ぜひやらせてください」と、打たれた〝相手捕手〟の炭谷は防具姿のまま栗山に花束贈呈を行った。さらに22年8月12日の西武戦でも岸とのバッテリーで中村に史上14人目の450本塁打&1000得点(史上45人目)を献上している。

 西武を離れても尊敬する先輩2人の節目試合に立ち会ってきた炭谷は「移籍する時も栗山さん、中村さんにはたくさん相談もしましたし、お世話になってきた。ボクが先にクビにならない限り同じユニホームで2人の引退を見届けたい」。次の節目はあと29本に迫った中村の500本塁打に立ち会うことだ。