大敗も、2戦を通じて中野だけは元気だ。阪神・中野拓夢内野手(27)は日本シリーズ初戦(28日、京セラドーム大阪)の猛打賞に続き、29日の第2戦(同)も複数安打と気を吐いた。

 今春のWBC日本代表のチームメートでもあったオリックス・宮城に対し、初回にスローカーブ、4回にはスライダーと左腕の変化球にきっちりとタイミングを合わせ、2本の中前打。6回の四球と合わせて、出塁できなかった打席は2試合でわずか2度と、2番打者としての役割をしっかりと果たしている。

 試合後は「自分の中では良かったですけど…」と大敗で言葉を選びつつも「感覚的にはもちろん。CSのファイナルがふがいなかったので。そこで日本シリーズは何としても、自分の役割をしようと強い気持ちを持っていた」とキッパリ。

 さらに「甲子園の初戦を取る、取らないで違ってくる。もう一回、気を引き締めて初戦を取っていい流れでいきたい」。30日の休養日を挟み、1勝1敗のタイで迎える31日の第3戦も「2番・中野」は攻撃の鍵を握る存在となりそうだ。