オリックスが阪神との日本シリーズ第2戦(29日、京セラドーム大阪)に8―0で快勝。勝敗は1勝1敗のタイとなり、31日の第3戦は舞台を甲子園球場に移して行われる。
先発した宮城大弥投手(22)が抜群の制球力で好調猛虎打線を封じ込めた。初回から140キロ台後半の直球と、鋭く切れるスライダーを中心に、相手打線をほんろう。テンポよく凡打の山を築き、序盤3回をわずか1安打に抑えた。
4回に先頭・中野に内野安打を許すも、続く森下には内角スライダーで注文通りの遊ゴロ併殺。二死から再び大山、佐藤輝の連打で一、二塁の窮地を迎えたが、この場面でもノイジーからフォークで空振り三振を奪ってガッツポーズ。気迫の投球で得点を許さず、6回104球を投げ、4安打無失点の好投で7回から救援陣にマウンドを託した。
宮城のプロ入り後の対阪神戦は交流戦で2度対戦も0勝2敗。防御率も4・91と決して相性は良くなかった。しかも相手打線は前夜のシリーズ第1戦でチームの絶対的エース・山本から10安打7得点を奪ったばかり。そんな過去の戦績や相手の状態から、この日は劣勢が予想された。
それでも本人は登板前から「(阪神に)負けてはいると思うんですけど、そこまで悪いイメージではない」と淡々。そのうえで「(相手のイメージとか)そういうのを捨てて初対戦と思ってやりたい」と、気持ちを切り替えて大舞台の一戦に臨むことを誓っていた。
その言葉どおりの快投を演じた宮城は「初回から自分のリズムで投げることができたと思いますし、ランナーを許してからもしっかりと切り替えて、集中して投げられたと思います。野手のみなさんに助けていただきながら、なんとか無失点で投げ切れたところはよかったです」と汗を拭った。
そんな左腕を打線も援護した。3回に西野の適時三塁打で先制すると、4回には中川、広岡、野口の3連続適時打で西勇をKO。7回にも代打・ゴンザレスが走者一掃の3点二塁打を放ったいずれも二死からの得点で、これが猛牛打線の真骨頂。初戦は無得点に抑えられたが、しぶとさを一夜で取り戻した。
くしくも初戦の0―8と真逆のスコアで、1勝1敗のタイに持ち込んだオリックス。次の舞台は熱狂的な虎党が待ち受ける甲子園。敵地に乗り込む前に、投打ともに持ち直した意義は大きい。











