変革の過渡期を迎えているチームの再建は〝王イズム〟の継承者に託された。ソフトバンクは21日、来季の一軍新監督に小久保裕紀二軍監督(52)が昇格する人事を発表した。

 16日のCS敗退で2023年シーズンが終戦し、藤本博史前監督(59)が契約満了で退任となった。すでに小久保監督の誕生は決定的となっていたが、最終調整を経て正式発表に至った。

 小久保新監督は1994年に前身であるダイエーに入団し、プロ19年間で2041安打、413本塁打、1304打点をマーク。巨人でもプレーし、両球団で主将を務めた。引退後は第4回WBCで日本代表監督を率いた経験も持つ。

 21年に一軍ヘッドコーチとして古巣に復帰し、22年からは二軍監督を2年間務めていた。

 ファームでは厳しさと愛情をあわせもった指導で若手選手を育て上げてきた。チームの4年ぶりのV奪回と同時に、今度は一軍指揮官として〝小久保チルドレン〟をステップアップさせる役割も担っていくことになる。

 組閣も急ピッチで進められている。小久保ジャパンでヘッドコーチを務めた新指揮官の戦友で、楽天を退団した奈良原浩氏を招へいに動いている。コーチ経験も豊富な青学大の先輩が、今回もヘッドコーチとして頼もしく支えることになりそうだ。

 チームは23日から秋季練習がスタートする。常勝軍団復活へ小久保ホークスが本格始動する。