3年連続でV逸を喫したソフトバンクがチーム改革に向けて動き始めている。
すでにプロ10年で通算470試合に登板した実績を持つ元守護神の森唯斗投手(31)が来季の構想から外れていることが判明。さらに、フロント内にも一軍の戦力になり得るクラスの中堅層を思い切って放出していく覚悟があり、抜本的な若返りにかじを切る方針とみられる。チーム関係者からはこんな声が上がる。
「チームを立て直すためにも若手に出てきてもらわないといけないことは間違いない。ある程度の実績のある中堅選手がいることはチームの層の厚さにつながるが、若手の出番は減ってしまう。多少、無理をしてでも若手を育てていかないといけないという考えがあってのことだろう」
この〝大転換〟は他球団から熱い視線を集めそうだ。今季、現役ドラフトで阪神に移籍した大竹耕太郎投手(28)、人的補償で日本ハムに移籍した田中正義投手(29)が新天地で才能を開花させたように、ソフトバンクの中堅層は〝宝の山〟とも言われる。
森にしても今季は先発に本格転向して一軍で2勝(3敗)をマーク。二軍でも12試合に登板して防御率1・54の成績だった。2018年にセーブ王に輝いた投げっぷりの良さはダテではなく、まだまだ老け込む年ではない。年俸の大幅ダウンは免れなくても戦力として関心を示す球団はあるはずだ。
V奪回へ今オフも大型補強を模索している。ただ、同時に若手の伸び悩みが顕著であることは見過ごせない事態。オリックスがリーグ3連覇の黄金期を迎えているなかで常勝への回帰はなるか――。












