女子プロレス「スターダム」の〝お騒がせ女〟ことジュリア(29)が、年内のワールド王座奪還に動き出す。11月18日のエディオンアリーナ大阪第1競技場大会で同王座をかけて激突する王者・中野たむと鈴季すず(21)は、ともに自身と縁がある選手。この試合の結果次第では、1年前に同王座を初戴冠した年内最終興行(12月29日、東京・両国国技館)での最高峰王座挑戦を狙う。
タッグリーグ戦「ゴッデス・オブ・スターダム」が開幕したスターダムマットが非常事態に見舞われている。ワールド王者の中野が左ヒザの負傷でリーグ戦を欠場したのをはじめ、ゴッデス王者のなつぽい、林下詩美、上谷沙弥、スターライト・キッドの主力5人がリングを離れている。
だが、ジュリアは「興行数が多くて、ほとんどみんなフル稼働。自分たちはプロレスで稼いで食っていける環境を会社から与えてもらっているのは事実だし、ケガ人が多いのもここまでみんなで突っ走ってきたから。だから今いい方向に見直すチャンスだと思う」と悲観的には捉えていない。
むしろ「逆にチャンピオンもトップ選手もいないんだから、普段埋もれてるヤツらにはチャンスでしょ。ここで前に出れないんじゃレスラーじゃないと思う」と所属選手たちにゲキを飛ばした。
もちろん、自身にとってもチャンスとなる。ワールド王者の欠場については「私もゴッデスのベルト持ってた時に休んだことあるから…」としつつも「でもまあ、この欠場でまたお涙ちょうだいみたいなことやるようだったら、もう中野たむも終わりですよ」と厳しい言葉を向ける。
くしくも、中野の次の挑戦者は、ジュリアの〝妹分〟でもある鈴季。ワールド王者だった2月にV1戦で勝利した相手だが、今の鈴季は当時とは違う。シングルリーグ戦「5★STAR GP」制覇で勢いづいており、ジュリアの食指はライバルの中野より、鈴季に動く。
「あとはすずがやってくれるでしょう。もし、すずが赤(ワールド王座)取ったら、今度は私が挑戦したい」と挑戦者として対角に立つことを熱望。狙う舞台は、昨年ジュリアが朱里を破って同王座を初戴冠した年内最終興行しかない。
その前にやるべきことがある。28日(日本時間29日)の新日本プロレス・米ラスベガス大会では、STRONG女子王座のV5戦でAEWなどで活躍するハイアンを迎え撃つ。「前哨戦もなく、リングの上で初対面する状況が、SNSとかない昭和チックで毎回面白いんだよね。今回もしっかり防衛してカジノ行ってくる!」。アーティスト王座も保持するお騒がせ女が、〝3冠王者〟として激動の2023年を締めくくれるか。












