日本陸連ロードランニングコミッションリーダーの瀬古利彦氏(67)が男子マラソン陣に〝愛のムチ〟を振るった。

 2024年パリ五輪代表選考会のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)が15日、東京・国立競技場発着で開催された。男子は小山直城(27=Honda)が2時間8分57秒で優勝、赤崎暁(25=九電工)が2時間9分6秒で2位となり、代表に決定した。

 しかし、日本記録と2人の自己ベストでは、小山が約3分、赤崎が約4分の開きがある。瀬古氏は「今の力では話にならない」と厳しく指摘。「彼らは記録を出すことがマストだと思う。日本記録に挑戦してほしい。(2時間)3、4分台の記録を出せれば、世界で戦える」とハッパをかけた。

 また、早大の後輩で2大会連続3位の大迫傑(32=ナイキ)については「ちゃんと3番目に入るのは、安定感があって偉い。ただ、2番目に入ってほしかったとは思いますけど」とチクリ。それも、期待の裏返しだ。残りの1枠は、12月の福岡国際、来年2月の大阪、同3月の東京で、2時間5分50秒の設定タイムを切った最上位の選手から選出。該当者がいない場合は、MGC3位の大迫が選ばれる。

 瀬古氏は「(小山と赤崎は)初めての五輪で不安な部分があるので、1人経験者がいると最高。大迫とかね」と東京五輪6位入賞の実績を持つ後輩の名前を挙げた。