陸上の男子マラソンで前日本記録保持者の大迫傑(ナイキ)は、またしても勝ち切ることができなかった。
2024年パリ五輪代表選考会となるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)が15日、国立競技場発着で行われ、大迫は2位の赤崎暁(九電工)と5秒差の2時間9分11秒で3位。上位2選手に与えられるパリ五輪切符を手にすることはできなかった。レース後には「シンプルに優勝を狙っていたし、可能なだけのトレーニングを積んできた」としながらも「選考レースはなかなか読めない要素が多く、難しさを改めて感じた」と顔をしかめた。
この日は35キロ過ぎで独走していた川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)に追いつくも、1位の小山直城(ホンダ)、赤崎に競り負けた。4年前の前回大会に続く3位に「もう一歩行きたい気持ちはあったけれど、なかなか体がついてこなかった」と猛省。その上で「選考レースだけじゃなくて、国際大会の舞台でも3位とかが結構多い。もう一歩前に行くにはどうしたらいいか、練習の中で考えるきっかけになるレースになった」と気持ちを切り替えた。
パリ五輪の代表は3枠。残りの1枠はMGCファイナルチャレンジで決定する。12月の福岡国際マラソン、24年2月の大阪マラソン、同3月の東京マラソンのいずれかで2時間5分50秒の設定タイムを切った選手の中で最上位が代表に選出されるが、該当者がいない場合は、MGCで3位の大迫が代表権を獲得する。
優位な状況で迎える今後については「まずは休養取ってリカバリーしてから、コーチと相談して、ファイナルチャレンジに出るかどうかは決断したい」と説明。今回のレースでの学びを次戦に生かす構えだ。











