〝積極性〟を求む――。2024年パリ五輪代表選考会となるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC=15日、国立競技場発着)に向けた記者会見が13日、都内で行われ、東京五輪女子代表の鈴木亜由子(32=日本郵政グループ)は「今回もベストを尽くしたい」と抱負を述べた。

 今大会で男女上位2人に入れば、パリ切符を獲得できる重要な一戦。04年アテネ五輪金メダルの野口みずき氏(45)は「早く安心して代表の切符を取りたい気持ちもあると思う」としながらも「積極的にどんどん行ってほしい」と訴えた。

 9月には2時間11分台の世界記録が生まれるなど、近年女子マラソン界のレベルが飛躍的に向上。世界との差が開く中で、野口氏は攻めの姿勢がポイントになるとの見解だ。「今の選手たちはアフリカ勢とか欧米の人たちと走っていても、結構真ん中の方で構えている。それだとスピードが変化した時に十分な対応ができないと思う」と課題を指摘した。

 強敵に食らいつくには、常に先頭集団でレースを進める必要があるという。「相手の動向、息づかい、強い選手がこのあたりで出るかもしれないかなどを踏まえて、いざ出た時に対応できるかが大事になる」と分析した。

 パリ五輪を見据える上で、駆け引きなしの真っ向勝負が世界への扉を開くカギになりそうだ。