2024年パリ五輪代表選考会となるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC=15日、国立競技場発着)、男子のレースでは、多くの有力選手が悪天候に苦しんだ。

 大粒の雨が降りしきる悪天候下で、スタート直後から川内優輝(36=あいおいニッセイ同和損保)が飛び出した。フルマラソンで129回の完走経験を持つベテランが意地の走りを見せる一方で、日本記録保持者の鈴木健吾(28=富士通)は7キロ付近で第2集団から離脱し、12キロを前に脚を止めた。23年世界選手権代表の其田健也(30=JR東日本)もレース序盤で途中棄権した。

 実力者が相次いでリタイアとなったが、パリ五輪への道は残されている。今大会の上位2選手が代表に決定し、残り1枠はMGCファイナルチャレンジで争われる。12月の福岡国際、24年2月の大阪、同3月の東京で、2時間5分50秒の設定タイムを切った選手の中で最上位が代表に選出され、該当者がいない場合はMGC3位の選手が代表となる。

 ネット上では「鈴木健吾選手残念…」「早くも鈴木がリタイアとか波乱の展開」「其田くん棄権してた…お疲れ様です」と、有力ランナーが早々に離脱する展開に残念がる声が聞こえた。その一方で「鈴木健吾なら、ファイナルチャレンジで2時5分50秒を切るのは充分可能だと思う!」「まだチャンスはある。賢明な判断」「雨の中…選手も大変だな。身体冷えると動き悪くなるし」「選手のみなさん、ケガだけはしないように頑張ってほしい」などの声も上がっている。