2024年パリ五輪代表選考会となるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC=15日、国立競技場発着)、男子日本記録保持者の鈴木健吾(28=富士通)が、万全ではない状態で出場した理由を明かした。
鈴木は7キロ付近で第2集団から離脱し、12キロを前にリタイア。レース終了後、取材に応じた鈴木は「2着以内に入れないならば、走っても意味がないと思ったので、厳しいと思った時点でやめました」と説明した。
レース前から股関節のケガの影響で、満足に練習が積めていなかったという。しかし「4年間、この日のためにやってきたのでスタートラインに立った。次に向けて自分を奮い立たせるために、出る決断をしました」。五輪にかける特別な思いがあった。
鈴木は、MGCファイナルチャレンジで残り1枠を狙う。12月の福岡国際、24年2月の大阪、同3月の東京で、2時間5分50秒の設定タイムを切った最上位の選手が代表に選出。該当者がいない場合は、MGC3位の大迫傑(32=ナイキ)が選ばれる。
女子のレースでは、東京五輪女子マラソン8位入賞で妻の一山麻緒(26=資生堂)が2位に入った。鈴木は「東京五輪が終わって、次は一緒に目指そうと4年間やってきた。僕は出場権を取れなかったけど、有言実行した妻を誇りに思います。まだ最後に1枠あるので、一緒に行けるように頑張りたい」と闘志を燃やす。
妻と共に夢舞台へ、最後のチャンスをものにする。












